こんにちは!

 

 

今回のブログでは
言葉の壁を越えた先にあった、

 

 

ある参加者とのエピソードを
共有いたします。

 

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先月の「ドコカラリズム」
あやかダンス部のクラスに
1人の男の子が来てくれました。

 

豪くんの肩書きは
Deaf MMA Fighterです。

 

 

プロの総合格闘家を目指し、
大学に通いながら、
日々トレーニングを積んでいます。

 →豪くんのInstagramはこちら

 

 

豪くんとは、実は
5月のイベントで出会っていました。


5月に初めてお会いした時

 

後で知ったのですが、
「総合格闘技の上達」のために
あやかダンス部に
来てくれたのだそうです。

 

 

体を動かしながら説明してくれる
彼なりのリズム解釈に、
私も多くを学びました。

 

 

さて、今回のダンスクラスには
ある試みがありました。

 

 

手話通訳をお願いしたことです。

 

 

きこえない参加者の皆さんにとって
クラス内容を理解できることが、
安心感と満足感につながる。

 

 

その大切さを実感して
通訳さんにお願いした結果、

 

 

指導した私が
リズムに関する「新たな発想」を
得ることができたのです。

 

 

手話通訳を通じて、
きこえない人たちが
どんな視点でクラスを感じているのか、
少し垣間見ることができました。

 

 

それは「支援」ではなく、
お互いを理解し合うための
大切な時間となりました。

 

 

ダンスや音楽で表現される
「リズム感」というのは、
「できる、できない」で
会話が終わってしまうこともあります。

 

 

けれど今回は、
格闘技とダンスが
交差する場所に
一緒に立つことができました。

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言語を学ぶみなさんが
何度も向き合うであろう、
「言葉の壁」。

 

相手の力を借りる必要がある時、
こう考えてみたら、どうでしょう?

 

 

「言葉の壁を越えて、人はもっと自由になる」

ダイアログ・イン・サイレンス より引用)

 

 

壁があることを否定せず、
壊す前に越える方法を考える。

 

 

それが「対話を試みる」姿勢です。

 

 

さらに今回の豪くんのように
「必要なものを受け取りに行く」
姿勢が伴えば、
望み通りのものが手に入るようです。

 

(自由なスタイルで、
もっと強いFighterに)

 

 

通訳さんの読み取りに
耳を傾けながら、

 

 

胸が熱くなる彼の夢に
近づいているような
期待感がありました。

 

 

豪くんが見せてくれた
「壁を越える」姿勢。

 

 

私にとっての新しいリズムの時間も
始まっています。


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きこえない、きこえにくい世界の間で踊る
「あやかダンス部」。

 

発足して間もない活動ですが、
このたび、その実践報告をさせていただくことになりました。

 

まだ学びの途中ではありますが、
これまでろうの世界のことを教えてくださった
皆さまへの感謝を込めて、

 

私のダンス指導の経験を通しながら、
感じてきたことをお伝えします。

 

詳細はこちら:

🔗 日本ダンスセラピー協会 学会大会2025

 

また、ろう者の方で
「あやかダンス部」のクラスに参加されたことがある方、
または関心を持ってくださった方を対象に、
アンケートを実施予定です。

 

ご協力いただける方は、
公式LINEにて「あやかダンス部 発表アンケート」とお名前を記入の上、
ご連絡いただけると幸いです。

 

 

(ご希望の方には、特別に発表前の内容を無料でご覧いただく予定です)

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